秋の一日を楽しむ

 以前から、涼しくなったら三人で夕張の方へ行ってみましょうと、滝川市の岩佐先生、清野先生と約束していました。
そしてこのたび実現の運びとなりました。

 JRを利用して岩見沢まで来られることになり、9:49着とのことで駅までお迎えに。
お二人とも夕張へは行かれたことが無いとのことでしたが、炭鉱で栄えた町も今はそれほど沢山ご案内するほどのところも無いし、紅葉にはまだ少し早いし・・・
どう時間を過ごそうか・・・と色々思い悩み、私も気になりながら行ったことのない三笠のワイナリーを前日下見してきました。

 というわけで、まずは車で20分ほどのところにある三笠市の山崎ワイナリーへ。
三笠市はかつて炭鉱の町で、北海道で一番最初に鉄道の走った町として知られ、鉄道博物館もあります。
市街地に入る少し手前から達布山方面に丘を登っていきますと、ワイナリーがあります。
車を降りると 「 ウワーッ!」 とお二人の歓声。
目の前の緩やかな傾斜地には葡萄畑が広がり、その向こうには遠くの町も望め、なんとも素晴らしい眺めです。
ここは家族で営む小さなワイナリーですが、NHKで紹介されたりで結構有名です。 

 「 見せていただくだけでもいいですか?」 とお聞きすると 「 どうぞどうぞご覧になってください。」 とのことで、靴を脱いで中へ。
先ずは目に入ったのは、テーブルの上に氷で冷やされた試飲用のワインが10種類近く・・・車なので試飲はしませんでした。
それぞれの方角にある窓からはそれぞれの癒しの景色が望まれ、とてもいい雰囲気のお店でした。
直売店となっていて、工場が隣接しています。
何組かのグループが来店していて、説明を聞きながら好みのワインを求めていました。

 来た道を戻る途中、すぐ近くにある達布山展望台に立ち寄りました。
石狩平野が一望できることから、北海道開拓の測量の基点となり、その原点となる三角点が頂上に示されてありました。
螺旋階段を上るとさえぎる樹木も無いので、先ほどより更に360度の眺望が広がりめまいがしそうでした。
明治中期には板垣退助、榎本武揚、山県有朋など多くの要人もこの山を訪れたようです。

 三笠を後にしてのどかな田園風景の中を長沼町に向かって走りますと、小高い丘に広がる葡萄畑と赤い屋根の趣ある木造の建物が。
もしかしたら気にかけていた岩見沢のワイナリーでは?・・・と、右折して細い砂利道を行きましたら「正解!」
「宝水ワイナリー」でした。先ほどのワイナリーとともに、北海道出身の大泉洋さんが主演の映画 「 ぶどうのなみだ 」 の舞台になったところです。
先客の車が結構駐車していて、入り口には小さなかわいらしい建物が・・・ソフトクリームの売店で、10種類以上のカラフルな見本写真に魅かれました。
ワインとともに夏場のソフトクリームも有名らしく、食事前なので私たちもハーフサイズをいただきましたが、絶品!
何もないところにある一軒家と広がる葡萄畑・・・さすが映画を作る方々は上手にロケ地を捜されるものだ・・・と感心しました。

    
  
  
お洒落なランチ 岩佐先生(この通りお元気ですよー!)&清野先生 
                  
   
岩見沢 : 宝水ワイナリーの癒しの風景 夕張 : 「幸せの黄色いハンカチ」ロケ地 

 いよいよ予約しておいた長沼町 「田園レストラン里日和 」 を目指して・・・とは言っても私も初めてのところ。
信号もほとんどない農道を・・・確かこの近く・・・と三人で目を凝らしながら・・・やっと到着。
本当に何もない田園の中にある一軒屋ですのに、ここもまた結構先客の車が。

 梁をめぐらせた吹き抜けの天井で、一つの窓に一つの席を配して、外の景色を見ながら食事を楽しむこたができるようになっています。
北海道産食材にこだわり、野菜の美味しさを生かし、色取りとヘルシーにこだわったお料理が売りとなっています。
始めに 「 野菜パレット 」・・・本当にパレットに載せられたように色取り美しく野菜がのせられていて、食べるのがもったいない感じ。
次はハンバーグと野菜の添え物にごはんが登場。
ハンバーグは長沼で有名なラム肉と牛肉を合わせたもの・・・ボールのようにまん丸いハンバーグ・・・ジューシーでとっても美味。
最後はデザートセット・・・ゼリー&ケーキとコーヒー 。 お腹いっぱいでご飯は無くても良いくらいで、三人とも残してしまいました。

 夕張に向かいましたが、車の量が少ないのが運転する身にはとても有難いことでした。
先ず 「夕張鹿鳴館 」 へ。 ここは私も初めてで、北炭の全盛時代北炭鹿ノ谷倶楽部として大正2年建設。
昭和58年まで主に迎賓館の施設として使用されていたそうです。
当時の技術の粋を集めた北海道では珍しい本格的和風建築で、内部の装飾や調度品は贅を尽くしたものばかり。
当時は幹部社員や政治家などの限られた人以外は姿すら見られなかったとのことで、昭和天皇や、現天皇も皇太子時代にお泊りになられたそうです。
現在は近代化産業遺産、北海道文化遺産に認定され、一般公開されています。
ステンドグラスのランプ150点もの並ぶ廊下には、よくまあこんなに・・・とビックリしてしまいました。
裏手に広がる広大なお庭は、四季折々の美しい景観が見られるようです。

 この近くに夕張で有名なお菓子屋さん 「 うさぎや 」 さんがあったはず。
大好きなシナモンドーナツを買わなくちゃ・・・と 「 お菓子屋さんらしくなく、古いお店で目立たないから見逃さないように良く見てて・・・」 と車から三人で目を凝らしてましたが、やはり何回か行ったり来たり。 
お二人同時に 「 あったーっ!」 の叫び声にビックリしてしまいました。
ガラスケースの上には予約注文のシナモンドーナツが包装されいくつも積んであり、ケースの中には18個残っているだけ。
三人で6個入りのケースにしていただき仲良く1ケースずつ購入し、今日はこれで完売でした。
老夫婦お二人で営んでおられる小さな老舗ですから、手作りのため売り切れたらその日はおしまいのようです。

 最後は 「幸せのきいろいハンカチ」 のロケ地へ。
本州ナンバーの車も何台か駐車していて、何回か来ておりますが、いつも必ず何人かの見物客に会います。
今日も長屋の向こう側でたくさんの黄色いハンカチがはためいて出迎えてくれました。
長屋の最初の入り口を入ると、映画で使用した真っ赤な車が展示されています。
その部屋の壁から天井に至るまで幾重にも黄色いメッセージカードで埋め尽くされ、まるで菜の花畑の中に埋まっている感じです。
思い出深い色々な品や、セットの再現など懐かしがるのは昭和世代だからでしょうか。

 夕方5:00発のJRで帰られるとのことで、後はひたすら岩見沢駅へ。
発車15分前に到着。 時間いっぱい有効に過ごした一日でした。
お二人とも美味しいお料理がいただけて、初めての所ばかりに行けたと喜んでくださいましたし、私もワイナリーや里日和、鹿鳴館は今回初めて行けましたので大満足。
さぁ、これで明日からも頑張ろう・・・と、良いストレス解消できました。

                                

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