審査会終了

 全国で一番寒い北海道が、まだ6月初旬ですのに全国一暑い猛暑日が続きました。
ついこの間は、道東を中心として時ならぬ積雪で車はスノータイヤが必要、あちらこちらの道路が通行止めになりましたのに・・・。

 展覧会作品の審査会で上京するにあたり、「 あついだろうなぁ 」 と覚悟して出かけましたが、留守中の北海道は本州を上回る猛暑だったそうです。
真夏でさえ30℃超えの日の少ない北海道ですのに、本当に地球は大変なことになっているのではないでしょうか。

 今年の全国ペン書道展は、第77回展となります。
当番審査員は全国各地から約60名。
都立産業貿易センター内のいくつかの会議室において、数名ずつ担当部門が決められてそれぞれ審査にあたりました。

 昨年までと異なるのは、自運部・臨書部だけでなく、すべての部門において点数方式がとられたことです。
審査員が横一列に並び、日ペン職員が作品を持って審査員一人一人の前で作品を示し、ほんの少しの時間立ち止まります。
その間に私たちは 0,1,2 のカードを持って、無言のままその作品の評価をして点数カードを上げて示します。
作品は合計点順に並べられ、各賞が決まっていきます。
 一瞬にして甲乙つけられる作品は良いのですが、1点にしようか…2点にしようか・・・と悩むものも多々。
皆さんが一所懸命に書かれたことなど想像し、結構辛いものがあります。
自運部、創作部は、例年通りに今回出席の審査員全員による記名投票により賞が決まりました。
特別賞候補として最終審査まで残るようなの作品は、線質といい字形といい、作品の仕上げ方といい、筆舌に尽くせぬほど心に迫りくるものが感じられます。
百聞は一見に・・・どうか肉筆の素晴らしさを、一人でも多くの方に見ていただきたいと思います。
第77回展は7月19日(土)〜21日(月)です。



 まさか審査会だけで帰ったわけではないでしょう・・・と言われそうですのでご報告いたします。

       
 スカイツリー(チョコレート色)  谷中 : 荒物雑貨店・・・右鴻先生と清野先生  指人形笑吉・・・中央の小さなスペースでパフォーマンスを  谷中 : 大名時計博物館入口

 右鴻先生から、 「今年は役員会の前の日から上京しますので・・・」 との連絡をかなり早くからいただき、また私が計画を立てることになりました。
5月30日(金)、兵庫県の川西市から新幹線でお昼前に到着とのこと。 私は滝川市の清野先生と千歳発8:00の飛行機。
上野のアメ横をブラブラし、夕方からハトバスで東京の夜の観光をすることにしました。

 午後4:00東京駅南口発 → 日の出桟橋 → 隅田川を観光船で40分 → 浅草 → 東武ホテルでディナー → スカイツリー展望デッキ → 東京駅

 いくつもの橋の下をくぐり、いつもとは違った東京の景色を楽しみ、ホテルの美味しいお料理を十分に堪能。
スカイツリーでは四季をイメージしたエレベーターの冬バージョン(都鳥の空)と夏バージョン(花火が彩る隅田川の空)に乗ることができ・・・選んで乗ることはできない・・・ガラスの床から下界をのぞき・・・頭では大丈夫とわかっていても、そこに立つことはとてもできませんでした・・・展望デッキからは素晴らしい大都会の夜景を満喫しました。
外には、ライトアップされたスカイツリーを足元から写真に納めようと、カメラを構えた観光客が結構いました。
「あんなに寝っ転がって写真を・・・とテレビを見て可笑しかったけど、気持ちがわかりました。」と、清野先生。ホントホント。

 31日(土)は午後3時から役員会。それまでの時間どこに連れてってくれるの?・・・ということで、
下町の風情が漂うという、谷中・根津・千駄木方面を散策することにしました。

 日暮里下車。 谷中方面に少し歩くと 「 ゆうやけだんだん 」 と呼ばれる階段が。下りきるとそこは谷中銀座。
谷中銀座入り口に、昔懐かしい荒物雑貨のお店・松野屋さん。
トタンのバケツや、たらい、洗濯バサミ。セルロイドの筆入れや針箱。木製、竹製、布製・・・昔使っていたもの、子供の頃どこの家庭にもあったようなもの等々・・・懐かしく、手に取ったりしてしばし思い出に浸りました。
ここで右鴻先生は、奥様へのお土産に洗濯板を購入されました。

 よみせ通りに「指人形」という旗が。
ひかれるように少し入ると、ショーウインドウにたくさんの指人形が並んでいる小さなお店。
中には、笑いをテーマとしたお年寄りの指人形が所狭しと。 歴代の総理大臣や芸能人なども・・・一同思わず 「 そっくり〜 」 と歓声。
三人以上集まると、希望により一人500円でパフォーマンスが見られるとのことで、私たちも見ることにしました。
「 笑い上戸 」 「 酔っ払い 」 「ウオーターボーイズ」 「冬のソナタ日本バージョン」 等々10種目余りを、30分ほど大笑いしながら見ました。
テレビにも何度も出演されているようです。
オーダーで似顔指人形の作成もされているようで、現在数か月待ちとのことでした。

 大名博物館・・・古い町並みは道路が複雑で、しかも目立たない存在だったりで何人もの方に聞きながらたどり着きました。
草木のうっそうとした中で、外からはここが博物館?と思える感じでした。
 江戸時代からの珍しい大名時計が数多く展示され・・・掛け時計、柱時計、枕時計、置時計、尺時計、御籠時計等々・・・
仕掛けなど女性の館長さん(?)の詳しい説明を、興味深くお聞きしました。

 最後は竹下夢二&弥生美術館(併設されている)へ。 東大の前にありました。
弥生美術館は竹下夢二の二男の方が初代館長だったそうです。
 懐かしい昭和時代の雑誌や挿絵、伊藤博文、石川啄木、岡倉天心などの文書など興味深く見ました。
夢二の絵は独特のはかなげな美人画というイメージでしたが、まるでピカソを連想するような作風のものもあったりで意外でした。
つい最近、夢二がハワイで作成した日本画「宵待ち草」が発見され、その作品も展示されていてラッキーでした。

 東京大学の構内を通り抜け、シャトルバスで上野駅へ。
上野で遅めの昼食をとり3時からの役員会へ向かいました。
今回も大変充実した3日館でした。

                     カッコウ記録的