しばれる立春


 発達した低気圧による猛吹雪と記録的な大雪で、知床半島の羅臼町では街に通じる唯一の道路、国道335号線が通行止めになり、孤立状態となりました。
積雪は観測史上一位となる180cmにも。
数年前の岩見沢市も同じような状態でしたが、2200所帯、5600人という小さな漁村で高齢者の多い地域ですから、どんなに不安で心細い日々を過ごされたことかと・・・。
ようやく3日ぶりに孤立解消となったそうで、ホッとしました。

荒天をもたらした低気圧が東の海上に去り、道内は高気圧に覆われ晴れ間が広がりましたが、地表の熱が奪われる放射冷却現象によって内陸部を中心に厳しい冷え込みに見舞われました。
 2月4日は立春。 暦の上では今日から春だと言いますのに、北海道はこの冬一番の冷え込みとなりました。
上川管内の朱鞠内では氷点下30.9度を記録、これは平年を13度も下回るのだとか。

サークルへ向かう道・・・ツルツル路面でまるでスケートリンク状。
行き交う皆さんも用心深く、下ばかり見てよちよち歩き。
簡易の滑り止めを靴に付けてはいますが、それでも安心とは言えず怖い状態。
その上から私は登山用のアイゼンを装着して出かけました。 爪が氷にしっかり食い込むので、これは大正解でした。
でも、冷たい空気が頬に突き刺すように痛く、これはたまらないとマスクを出して顔を覆いました。
すると今度は自分の息がまつ毛にかかり・・・上下のまつ毛が凍ってくっつきます。

幼少のころ、オホーツク海に面した漁村に数年住んでいました。
朝起きると窓ガラスが凍って、幻想的な種々の模様をかもしだしていたり、掛け布団の襟元が息で凍ったりしていたことなど思い出しました。
こんな状態、本州の方々にも体験させてあげたい・・・。

 この時期、うれしいニュースも聞えてきました。
一時は幻の魚とまで言われてきたニシンが、小樽の海にやってきたとのこと。
産卵のため大群で押し寄せてきて、産卵・放精により海の色が乳白色になる大規模な群来が今年で6年連続確認されているそうです。
1月末での漁獲量160トンも。 昨年は、根室方面でもニシンが大漁でした。

昔、北海道はニシンで栄えましたので、道内各地には立派なニシン御殿やニシン番屋などが残っていて往時をしのぶことができます。
春告げ魚とも呼ばれるニシンがまた北海道の海に戻ってきて、活気が戻ってくれることを願っています。
平成のニシン御殿ができるといいのですけど・・・。               

                  お正月の遊び雪像倒壊