雪中の芸術空間

  

     
流路も夏とは全く違う雰囲気  2階廊下から見下ろすと雪の上に落ち葉の芸術 旧校舎のレトロな懐かしい窓から

 11月5日(土)から生涯学習センターで 「 いわなびまつり 」 が開催され、展示部門においてペン字サークルも1週間にわたり展示しています。
お茶会や紅茶サロン、カレーやパンの販売、こども囲碁体験などの催しも結構あります。
演技部門においてはそれぞれ持ち時間15分の範囲内で、太極拳、大正琴、フラダンス、三味線、かっぽれ・・・等々の発表会が。

 私の属する太極拳サークルは10:30から・・・24式と剣(32式)を発表。
演技終了後、他の会の発表を少しばかり見学後、仲間8人と車2台で数日前予約しておいた美唄市のとりめし屋さんへ。
美唄市街のズーッとはずれ・・・国道沿いだが周りに民家もほとんどなく・・・「白樺茶屋」と言います。

 美唄は古くから郷土料理としのてトリメシが知られていますが、中でもこの店は特に美味しく、お昼頃は満席で1時間待ちになることもありとのこと。
そこで前もって予約を…というわけ。
具は鶏肉と玉ねぎだけとシンプルなのですが、鶏ガラと野菜をじっくり7時間かけて煮込んでとったスープで炊き上げているそうで、結構手間がかかっているようです。
初めての来店・・・とっても美味しい・・・などと皆さん大満足してくださり、案内人としてホットしました。
家族へのお土産として 「 とりめし弁当 」 を購入し、今夜は晩御飯炊かずあとは冷蔵庫にあるもので楽をしよう・・・と何人も。

 これで急いで帰宅することもないし・・・晩までに帰ればいい・・・せっかく出てきたのだからゆっくりして行こう・・・
主婦も長くやっていると強くなるものですねぇ。
 
 そこで美唄第一の観光名所 「アルテピアッツァ美唄 」 へ・・・何人かは昔行ったことがあっても、この時期は初めてとのこと(私も)。
アルテピアッツッァとはイタリア語で 「芸術広場」 を意味しているそうです。
美唄市街の国道12号から、かつて炭鉱のあった山手の方へ向ったところにそれはあります。
 炭鉱の閉山により閉校となった小学校の体育館をアートスペースに改修することから始まった芸術文化交流施設、彫刻公園です。
現在は旧校舎の1階が幼稚園、2階がギャラリーに。
ほんの少し離れている体育館では市民コンサートが毎週のように開かれ、時にはアーティストを招いてのスペシャルコンサートも行われるとのこと。
いくつかの白い大理石の彫刻と黒いグランドピアノのコントラストもまた素敵だろうと思います(ここは入らなかったので想像のみ)。

 イタリアを拠点として活躍されている美唄市出身の彫刻家安田侃さんが、国内でアトリエを探していた折この廃校になった木造校舎に出会い、幼稚園に通っていた子供たちの姿を見て 「この子たちが心を広げられる広場を作ろう 」 と思われたのがこのアルテピアッツァ美唄誕生のきっかけだったそうです。
 7万ヘーホーメートルもの野外彫刻公園を、まるで自分たちの庭のように彫刻に触れたり水遊びをしたり雪遊びをしたりと、自然に親しみ楽しむことのできる子供たちは、都会の子供たちに比べなんと恵まれているんでしょう!

 今年は秋が終わらないうちに冬が来てしまった感じで、この日はあいにくのお天気。
駐車場から建物入り口までかなり湿った雪の中を・・・本来なら広い空間に点在する彫刻に触れたり、ゆっくり観賞したりしながら・・・なのですが、足元の水たまりに気を付けながら・・・これもまた忘れがたい良い思い出になるだろうと。

 入口でスリッパに履き替えると入ると, 高さ1メートル以上はありそうな大きな四角い透明ボックスが・・・入場料金はいらないので各自のお気持ちを…と。
部屋に入ると大きな石油ストーブで暖かいおもてなし。
係員の若い女性が一人居られて 「 こんなお天気の日ですけれど、写真を撮ったりするにはめったに見られないいい景色なんですよ。」 とおっしゃってました。

 なるほど窓からの景色は一面真綿を敷き詰めたようで、その中にたたずむ美しく紅葉した木々・・・雪の上に重なり合う落ち葉や点在する人の足跡・・・
なんとも不思議な取り合わせの光景に、緑の季節とはまた異なった趣があって、「お姉さんが言われたように 、いい時に来たんだぁー」 とうれしくもなりました。

 2003年には天皇皇后両陛下もお見えになられたそうです。
夏はかなりの賑わいを見せ、台湾からも芸術団体などが来られるとのこと。
冬は野外彫刻を巡ることができるよう除雪して道も付けられるとのことで、雪深い中での風景にも興味がわきます。

 締めくくりは岩見沢でコーヒーをというわけで 「 マヤコーヒー」 へ。 
エーッ!ここが・・・? と思うようなプレハブの小さな喫茶店。
木々がうっそうと茂った林を背に、まるで絵本に出てくる小人の隠れ家みたいで、うっかり通り過ぎてしまうほど目立たないお店ですが、中に入るとちょっとした雰囲気があるんです。
グアテマラの生産者と直接の取引で直送され、こちらの工房で自家焙煎されていて、私は岩見沢一おいしいと思っています。
「深煎りコーヒーとガトーショコラ 」 のセットをとっても美味しくいただき、大満足。

 みぞれの降る寒い日でしたが、そんなことも大して気にならないほどで、心は充実して楽しい一日でした。


              卵かけごはんの日史上最強寒気