流氷接岸

 流氷接岸初日とは、流氷が海岸に到達して船舶が航行できなくなった最初の日のことです。
今年網走では陸から流氷を確認できた「流氷初日」は、1月27日でした。
ところがその後、接岸するのに必要な北風が続かなかった影響で、流氷は沖合で停滞したまま。

 ようやく2月22日午前、網走地方気象台は「流氷接岸初日」を発表しました。
これは何と、平年より22日遅くて昨年より34日も遅い観測なのだそうです。
そしてこれは1959年の統計開始以来、約60年間で最も遅い記録となったとのこと。
オホーツク海の流氷の分布範囲や密集具合も過去10年間最少だったとか。

 流氷観光船・・・網走市の「オーロラ号」、紋別市の「がりんこ号」が道東冬の観光の目玉となっており、旅行会社各社では、ずいぶん沢山のツアーが組まれているようです。
 北海道民にとって、昔は厄介者と思われていた流氷ですが、近年はわざわざ遠方からの見物客が押し掛けるような観光資源。
その上、アムール川からの大地の養分をいっぱい含んだ流氷は、プランクトンなどとともにオホーツク海の海を豊かにし、また流氷で海に蓋をする状態が乱獲を防ぎ水産資源を保護することにもつながっているようです。
厄介者どころか、たいせつな宝です。

 地球温暖化が心配される近年、流氷もその量や大きさ、接岸期間等々が縮小されてきているようで気がかりなことだと思います。

               ’16新年消えた風景