アルゼンチンタンゴを堪能 

  熊本地震発生から今日で2週間たちましたが、いまだに余震のやまない日々・・・一日も早く平穏な日常が取り戻せますようにと祈る思いで過ごしています。
被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 東北の大震災からまだ復旧していない中で、再び起きた大災害・・・
オリンピックの日本開催はすでに決まってしまったことで致し方ないとは思いますが、どうか東北・九州の復興を優先し、オリンピックにかかる費用は必要最低限に抑えていただけないものでしょうか。
スポーツの技を競うもので、豪華さや華やかさを競うものではありませんので、被災者の方々の心情にも配慮されて今の国情に合った心温まる祭典であってほしい・・・ そうでなければ、心から楽しんでオリンピックを観戦することなどできそうもありません。


 昨夕、生涯学習センター 「いわなび」 でのロビコン・・・毎月1回開催・・・に行って来ました。
今回はいわなび3周年記念として開催されました。
かなりの椅子も準備されていましたが、予想を大幅に上回る200人以上もの観客でロビーは埋まり、ロビコン始まって以来の人数とのことでした。
Diagonal Norte(ディアゴナル ノルテ)によるバンドネオン、チェロ、ギターのアンサンブル・・・昨年大変好評を得て今年も是非ということで開催されました。
 

 このようにタンゴの演奏にチェロが加わるのは大変珍しいことだそうです。
参考になるものが無いため曲はすべて全てご自分たちでアレンジなさっておられるとのこと。  

 東京を拠点として活動しておられ、昨日の札幌でのコンサートのため来道され、ついでに岩見沢まで足をのばしてくださいました。
三人中二人は北海道出身の方で、皆さん海外でも学んでこられたり素晴らしい経歴をお持ち。
こんな素晴らしい方々が、こんな田舎の都市のこんな狭い場所での演奏のために来てくださったことに、本当に申し訳ないような有難いような・・・

 今までタンゴの生演奏に接したことがありませんでしたので、今回初めてバンドネオンという楽器を見ました。
演奏者がそれをかかえて入場されたとき、立方体に近いキラキラした宝石箱を抱えておられるようで、中から何が出てくるのだろう・・・なんて思っていましたら・・・両手を広げると蛇腹が現れ・・・それがバンドネオンでした。
 楽器の説明もして下さり、アコーディオンの一種かと思いましたら鍵盤が無くボタン式で、これが蛇腹を挟んで両側についています。
音階の弾き方も説明してくださいましたが、鍵盤のように順序良くならんでいるわけではなく配列が複雑で、よくまあこのような楽器を弾きこなせるものだと驚きでした。 

 ドイツ生まれの楽器で、始めは野外で行われる教会の儀式でパイプオルガンの代用として使用されていたそうです。
南米アルゼンチンへの移住者が増えるとともにバンドネオンの輸出も増え、タンゴに良く用いられる楽器になっていったとのこと。
タンゴだけでなく、クラシック曲や日本の音楽、映画音楽等々にも溶け込めるようで、今回も 「G線上のアリア」やNHK朝ドラのテーマ音楽「麦の歌」 「365日の紙飛行機 」 なども聞かせてくださいました。

 ヨーヨーマのCDで繰り返し繰り返し聞いた「リベルタンゴ」や、学生の時北大前の喫茶店に入るなり耳に入ったてきた音楽に・・・「ウワーッいい曲!」と、とても気になっていてしばらく後にその曲名が判明し購入した 「パリの空の下」 など、懐かしく思い出に残る曲の数々に心揺さぶられる思いで聞き入りました。 

 最後はアンコールに答えてくださった 「ラ・クパルシータ」 で締めくくられました。
広いきちんとした演奏会場とはちがい、演奏者が奏でるメロディをほんの数メートルしか離れていない所から全身に浴びるような感覚・・・何と贅沢なことでしょう!

 途中10分間の休憩をはさみ1時間半でしたが、満ち足りた幸せな思いで帰路につきました。

         黎明観 アスパラ