イコン展を見学

   


 イコン塾研究発表展の招待券をいただきました。
イコンという言葉は初めて耳にしましたので、「 イコンって何?」 という感じでした。

 イコンとはギリシャ語。 ロシアではイコナと言い、キリストやマリアさまなどの聖像を意味するのだそうです。
「 岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館 」 で開催されており、友人たちと4人で観賞してきました。
北海道教育大学名誉教授の梅津薫先生が 「 イコン塾 」 という教室を市内で立ち上げており、そこに通っておられる生徒さんたち7人の作品・・・90点が展示されていました。

 普通の絵画の技法とは異なり、「 卵黄+水+粉末顔料 」 を絵具として 「 板+石膏 」 のパネルに書きます。
これはテンペラというヨーロッパでは代表的な古典技法なのだそうです。
 金箔を貼ったベニヤ板に大変細かなところまで表現されており、すごいなぁと感心。
各作品のそばにその基となった絵画と、それが保存されている教会や美術館名等も紹介されております。
会場のコーナーにおいては、作品作りの手順なども分かりやすく実物で示されていて、合わせて興味深く拝見しました。

 この年齢になってもまだ、初めてのすてきな出会いができたことに加えて、春を感じる柔らかな日差しがより一層ほんわかと心を満たしてくれました。

 パンフレットに掲載されているイコンの始まりを、そのままここにコピーしてご紹介させていただきます。

 事の始まりは、シリアのエデッサ( 現トルコ領 )のアウガリ公が病人を治すため、ハリスト( キリスト )に是非お越し願いたいと使者を送った。
キリストは布に自分の顔を押し付けて、「 私は行くことができないのでこれを持って帰りなさい 」 と言われた。
その布にはキリストの面影が移っていた。持ち帰られたこの布が様々な軌跡を生み出したという記録が4世紀の教会史に残っているらしい。
これが 「 自印聖像 」 と言われ、イコンの始まりとされる。
イコンは「描く」のではなく「書く」と表記する( 絵画ではないことが認識される )。
4世紀初頭、ローマ皇帝アウグスチヌスがキリスト教を公認したことで、コンスタンティノーブル(東ローマ帝国、現トルコ)では多くの人々が改宗したため、教理をわかりやすく理解させる必要があり、「文字が読めなくても図像を見るだけでもわかる」 ようにと 「イコン」 が盛んに書かれるようになった。
その後、コンスタンティノープルは1453年5月29日、オスマン軍によって陥落する。
イコンの技術は正教会の信者と共に北へ北へと向かい、現在はロシア正教会等にその伝統を受け継いでいる。



             ひな人形名曲堪能