SLのある公園

 
 岩見沢市南公園のSL

 岩見沢市の国道12号線沿いにある南公園に、SLが2機展示してあります。
公園横の市道を挟んだ隣に岩見沢市立南小学校が。
どなたかにこの近くにある場所を尋ねられた時には、「SLの在るところ」と言えば、岩見沢市民はみんなすぐに分かります。
12号線は徒歩でも車でもふだんよく通りますので、2機のSLの存在は日常の光景として意識しなくてもなんとなく目に入っていました。

 先日地方紙「プレス空知」紙上に
「4月27日、岩見沢市SL保存会の有志の手で2機の冬囲いが取り払われ、半年ぶりに勇壮な姿を現した。
保存会のメンバー約20人が集まり作業を開始し、シートを払い、囲い板を解体し収納・・・ 10月下旬の冬囲いの時期まで公開」 と。
屋外の設置ゆえ、冬季間は風雪の被害から守るため木枠とブルーシートで覆うのです。

 通りすがりに目に映るだけで、当たり前の光景・・・わざわざ近くに行って見てみよう等思うこともなく過ごしてきました。
でもこれは市民の宝でもあり、保存には色々ご苦労があるのだ・・・市民として申し訳ない・・・
と反省し、ウオーキングがてら見に行くことにしました。
コブシや桜の花も咲き、まさに今しか見られない鉄の大きな黒い物体と白やピンクの可憐な花とのコラボでした。

 展示されているのは、岩見沢第一機関区所属D51C57です。
黒光りしたつややかなその姿から、とても大切に行き届いた手入れが施されていることがわかりました。
帰宅後、この2機についてちょっと調べてみました。

D51・・・昭和12年1月30日 日立製作所で製造。昭和48年11月30日に引退。 36年間極寒の地を走り続けた。
     長さ19.73メートル  総重量125トン
     主として函館本線、室蘭本線根室本線で利用。後半は幌内・万字・歌志内線でも利用された。
     走行距離 23216564km
C57・・・昭和15年10月9日 三菱重工で製造され、昭和51年3月1日に引退。 これも又36年間走り続けた。
     長さ20.33メートル  総重量115トン  
     走行距離 29928994km(地球750周)
     
DとCの違いは、その大車輪の数によります。
            D型は4軸でけん引力があり、長い貨物列車用に。
            C型は3軸。 高速だけどけん引力が少なめなので、旅客車用に。

 ちなみに南公園にはいくつかの遊具もあり、幼稚園の運動会が行われたり、少年野球やサッカーの練習場にもなっています。
隣に小学校のグランドがあるので、大きなグランドが二つ並んでいる状態です。
更に市営プールも隣接されていて、国道沿いとは思えぬ良い環境。
SLのある公園・・・よく考えてみると何と贅沢なこと、みんなもっと感心を寄せてもいいのではと今更ながら気づきました。

 東京新橋駅日比谷口にもSLが在りますが、周りの空間の狭さで岩見沢のものより大きく見える気がします。
あちらは12時、15時、18時と一日3回汽笛が鳴らされるそうですが、まだ耳にしたことはありません。
「 SL広場 」 と称され、特にサラリーマンの方々の待ち合わせ場所となっていたり、隣接する宝くじ売り場では、高額宝くじの当たりがよく出ることなどで知られ・・・岩見沢SLは空間の広さと数では勝りますが、知名度では残念ながら負けていますね。


            桜開花