秋の漁に異変

 記録的残暑のため海水温が高いままに推移しているようで、北海道の秋の漁に異変が生じているようです。
サバやカジキなどの温水を好む魚たちが次々網にかかる反面、この時期の主役であるはずの秋サケがなかなかやってこないとのこと。
逆に、例年ですとサンマは9月になると徐々に南下するらしいのですが、今年は高水温で南下が遅れ、道東では獲れすぎのため操業制限をしています。

 先月中ごろには、余市町沖で体長3.5mのジンベイザメがサケの定置網にかかりました。
ジンベイザメは、本来関東以南の暖かい海に生息するもの。
北海道では珍しいので、小樽の水族館で展示され、結構たくさんのジンベイザメ目当ての見物客が訪れたようです。。
しかし、与えたエサを全く食べようとしなかったために、残念ながら10日間ほどで海に帰されました。

 一方秋サケ漁は、サケがやってこないため思わしくなく、2003年以降ズーッと減少傾向にあるとのこと。
先月中旬から、オホーツク海に面した雄武町でやっと少しまとまって獲れるようになったとのことですが、それでも例年の5割。

 9月上旬〜中旬の北海道周辺海域の水温は22℃前後で、例年を3〜4度も上回る過去最高なのだとか。
今が秋サケの最盛期ですのに、漁師さんたちは水温が下がりサケが来てくれるのを待つしか手立てはないようです。
 知床では肩や腰の骨が浮かぶほど痩せ細ったヒグマが確認されました。
猛暑の影響でハイマツなどの木の実が不作の上、餌とするサケ、マスを川で捕獲することができなかったことによるとみられています。

 「サケと言えば北海道、北海道と言えばサケ」 と言うくらいサケは北海道を代表する宝ですのに、不漁の上に最近は結構輸入物が出回っております。
一昔前には、秋になるとサケが豊漁で道東の港町には「秋味御殿」が競うように建ちならびました。
標津町では町の全所帯に・・・独身の方々にも・・・サケが3匹ずつ配られるというようなこともありました。
いただいた独身の方たちは、それぞれ実家に送ったりしてとても喜ばれたとか。

 私も毎年この時期になりますと、4〜5匹分の生筋子をドーンと買ってきてイクラを作り冷凍保存するのですが、数年前からはドーンというわけにはいかなくなりました。
すべて昔の夢物語・・・とならないよう願っています。


                           青い池マサカリカボチャ