マサカリカボチャ

 収穫の秋も北海道は終盤に入りました。
もう間もなく、越冬用のジャガイモや玉ねぎ、カボチャなどの詰まった段ボール箱が、店頭や道の駅などに山積みされるようになります。

 ジャガイモやカボチャは品種改良により、随分たくさんの種類が出回るようになりました。
ジャガイモでは以前は男爵とメークイーンが主でしたが、最近は北アカリ、レッドムーン、北海コガネ、インカのめざめ、とうや等々・・・
カボチャではクリカボチャ、エビスカボチャ、M7,雪化粧、味平、ボッチャンカボチャ、プッチーニ・・・と、まだまだ知らない種類がたくさんあります。
そんな中で、昔の品種をそのまま残そうという取り組みもあります。

 マサカリカボチャという品種のカボチャがありますが、本州の方々にはなじみが無いかも知れませんし、道民でも若い方たちには知らない人が多いと思います。
でも私たちは、子供のころ良く食べておりました。
名前の通り本当に皮が硬く、包丁の刃が全くたちません。そこで鉞を使って割るのです。

 ひところほとんどその姿を見ることはありませんでしたが、最近たまに見かけるようになりました。
130年ほど前に渡ってきて、野性的で生産性が高いという記録があります。
昔の味が懐かしい・・・もう一度食べたい・・・などの声から、長沼町の農家で作られるようになり、最近は十勝の芽室町など少しずつあちこちで作り始めています。

 今の品種は、甘味にばかり重点が置かれているようで、もっと旨味をも大切にしなくては・・・
マサカリカボチャは、それほど甘くはないけれどホクホクしていて美味しい・・・。
昔はお米のごはんの代用として塩ゆでし食していた・・・その先人たちに感謝の意で作り続けるのだ・・・
消え失せようとしているものを絶やしてはならない・・・
そんな思いで、このマサカリカボチャは作られているようです。

 そしてこの努力が、世界に認められました。
「国際スローフード協会」に登録されたんです。
他にも、北海道からは札幌黄(玉ねぎ)、8列トウキビ、短角牛が認定されています

 冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない・・・と、昔から言われてきました。
ビタミンが豊富で抗酸化作用により活性酸素を取り除き、がん細胞の発生を防いだり免疫機能を高めると言われています。
北海道のカボチャは本当に美味しいです。
昔はハズレでベチャベチャとしたものもありましたが、最近はほとんどハズレはなくなりました。
でも、どんなにホクホクして美味しいカボチャでも、気温が低くなってくると次第にホクホクしなくなるのは残念です。
越冬させるには、雪化粧という白っぽい皮の品種が、甘味は少なめですがホクホク感が残って適しています。
また、ゆでたカボチャを冷やしてからつぶし、片栗粉を加え、カボチャ団子にして冷凍保存。バターで焼くととても美味しいんです。

 カボチャをいっぱいいただいて、冬を元気に乗り切れるよう体力をつけなくちゃ・・・。

                                 秋の漁に異変私のかな学習法